ダイレクトマーケティングミックスについて考えてみた
こんにちは。
今日は、ダイレクトマーケティングミックスについて考えてみたいと思います。
このダイレクトマーケティングミックス、なかなか興味深い会社でして、
その特徴は、
「テレアポ営業×光通信出身者が創業メンバー×インテグラルが出資」
というところです。
光通信といえば熾烈な営業スタイルで有名ですが、そのメンバーがテレアポ営業の分野で創業したというところで興味深いのですが、それに加えて、プライベートエクイティファンドであるインテグラルが出資をしているとのことで、おもしろそうな感じです。
事業内容
会社のウェブサイトに記載のある事業内容は、
「コンサルティング事業、人材派遣事業、マーケティング事業、BPO」
と記載がありますが、平たく言うと、
「クライアントの収益最大化を実現する営業ソリューションプロバイダー」
と決算資料にありますので、営業に関する事業を提供していることがわかります。
業績とか
今回は、先に2021年12月期の決算を見ていきます。
売上高:30,286百万円
経常利益:4,642百万円
純利益:3,217百万円
PER:22.95倍
PBR:6.36倍
ROE:32.8%
時価総額:82,569百万円(2022年5月18日時点)
ここ数年でトップラインの売り上げ成長が年平均で30%近くある中で、しっかりと利益を出しており、規模の拡大だけではなく、収益面でも成果を上げているだけあり、株式市場でもきちんと評価されています。
主要事業
決算説明資料にある事業系統図にはこうした説明があります。
マーケティング、セールス、CRMを一括して顧客に提供できているのが強みであるようです。
確かに、細切れに各社サービスを提供しているように思いますね。
顧客面だと、クライアント数的には、業種バランス良く商売をしているのがわかります。
一方で、収益的には、NTTおよびNTTドコモ比率が高いようです。
事業については、DX推進のような社会の流れもあり、今後も成長が期待されますね。
しかし、私には、事業面での本当の強みについて理解できないため、この辺にしておきます。
コーポレートについて
インテグラルの出資比率は40%とかなり高くなっています。
ボードメンバーでは、CEOとCOOが光通信出身、インテグラル派遣が2名(うち1名社外取締役)それとCFO、社外取締役という構成になっています。
考察
プライベートエクイティ投資先は、ベストプラクティスを積み重ね、企業を成長させる印象があります。
決算資料等もきれいに見やすく出来ており、勉強になります。
一方で、ファンドはエグジットがありますので、その圧力は相応にあるとも感じます。