総合商社の決算とか比較してみた
こんにちは。
今日は総合商社のことを簡単に書きたいと思います。
総合商社の決算のニュースを見てビックリしました。
「大手商社7社全てが過去最高益の歴史的決算に 資源高受け」
資源高、さまさまですね〜。もはや、総合商社といいつつ資源開発企業という感じもしますが。。
決算とかバリュエーションとか
桁数が大きすぎて困るのですが、さすがの規模感です。
こうして見ると、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事のグループと住友商事、丸紅のグループと、双日、豊田通商に別れていることがわかりますね。
どこもアセットも収益も大きいからか、PERもPBRも低くて、配当利回りもそれなりに高くて、ウォーレンバフェットが投資するのもよくわかります。
こと、バークシャーに関しては、私の記憶する限りにおいては、円建債券を発行して総合商社の株式を購入したと思うのですが、その際、0.17%-0.44%程度でファイナンスしていました。
ならして0.3%程度で調達した資金で、配当利回りがおそらく当時4%とかの銘柄を購入し、株価はそれぞれ2倍くらいになってるので、ものすごくナイストレードです。
気になるのは、バークシャーは利益を確定した時に、ドル転しなければいけないと思うのですが、そこはすでに為替リスクをヘッジしているのかです。まぁたぶんしてるんでしょうね。
前置きが長くなりました。
総合商社についてはあまり詳しくないですが、もう少し調べてみたいと思います。
1)三菱商事
セグメント利益を見ると、想定通り資源セクターの上振れがすごいです。
天然ガスで839億円、金属資源で3,426億円、これだけで4,300億円ほどの上振れです。
2)三井物産
こちらも金属資源とエネルギーセクターの利益増加が業績全体に多大に寄与しています。
3)伊藤忠商事
はい、三菱商事と三井物産と同じですね。セグメントの一番上に繊維と機械があるのが伊藤忠らしいです。
4)住友商事
住友商事もほとんど同じですね、、
5)丸紅
見にくいことこの上なし。。金属が柱ですね。
6)双日
やっぱり金属資源
7)豊田通商
やっぱり金属、安定の金属
ということで、金属資源、エネルギーが各社業績に寄与していることがわかりました。
では、それがどれくらい各社の業績に寄与しているか見てみましょう。
各社の利益トップ3
1)三菱商事
金属資源:44.87%
自動車モビリティ:11.39%
天然ガス:11.21%
2)三井物産
金属資源:62.15%
機械・インフラ:15.09%
化学品:8.6%
3)伊藤忠商事
金属:27.55%
住生活:12.83%
情報・金融:12.72%
4)住友商事
資源・化学品:53.34%
金属:11.91%
生活不動産:9.49%
5)丸紅
金属:44.48%
アグリ事業:16.52%
食品:11.64%
6)双日
金属資源:41.43%
化学:15.31%
自動車:8.63%
7)豊田通商
金属:32.84%
化学エネルギー:19.37%
自動車:12.84%
三井物産の金属資源への依存がすごいですね、、、