ARK Fundsの中身を分析してみた
キャシーウッドのARK Fund、コロナ禍の過剰流動性バブルで一大ブームを巻き起こしましたが、最近はテクノロジーセクターの調整とともに、話題に上がることが少なくなってきました。
だからこそということもありませんが、改めて現状の組み入れ銘柄とか、ポートフォリオとか見てみたいと思います。
ARK Fundについて
2014年より開始し、テクノロジーセクターを中心に投資を行い、前述の通り、金利の低下の恩恵をもろに受けたテクノロジーセクターの株価上昇を背景に、物凄いリターンを叩き出していましたが、最近は停滞しています。
ARK Fundの代表的なファンドであるARK Innovation Fundのリターンを見てみましょう。
この1年のやられっぷりがすごいですね、、、
キャシーウッドについて
2014年にARK Fundを創立するまでは、アライアンスバーンスタインで50億ドル以上を運用していたそうで、満を持して起業したという感じですね。
キャシーウッドは、1955年生まれで、本当に1955年生まれは、タレント豊富ですね。ビルゲイツとかエリックシュミットとか、生まれた年が大切というようなことが書いてある本には必ず書いてある年ですね。
ARK Fundについて
現在、9つのファンドがあります。
ARK Innovation Fund
ARK Next Generation Internet ETF
ARK Genomic Revolution ETF
ARK Autonomous Tech&Robotics ETF
ARK Fintech Innovation ETF
ARK Space Exploration&Innovation ETF
The 3D Printing ETF
ARK Israel Innovative Technology ETF
ARK Transparency ETF
ファンドの中身については、以下のサイトに詳細に記載がありますので、こちらを参考にしました。
ファンドのポートフォリオについて
全てのファンドを合わせたポートフォリオを見てみます。銘柄の横の%はファンドに占める割合になります。
1. Tesla, Inc./7.2%
→言わずと知れた電気自動車の雄
2. Teladoc Health/5.78%
→24時間オンデマンド医療を提供するテレヘルス・プラットフォームを運営しバーチャル医療サービスを提供
3. Coinbase/4.78%
→仮想通貨交換業
4. Zoom Video Communications/4.44%
→オンラインビデオ会議ツール
5. Exact Sciences Corp./4.39%
→癌スクリーニングや診断試験製品を提供
6. Roku, Inc./4.38%
→ネットTVの配信機器やソフトウェアを提供
7. Square/4.31%
→モバイル決済サービス
8. UiPath/3.32%
→RPAやAIを使った業務自動化プラットフォーム
9. Twilio/3.16%
→クラウドコミュニケーションプラットフォーム
10. Unity Technologies/3.15%
→リアルタイム開発プラットフォーム
先ほどご紹介しました、リンクには全銘柄がランキングになっていますので、非常に見やすいです。
所見
上位10銘柄を見ても、知らない銘柄が半分くらいあり、米国株に対する私の知識不足を痛感しました。もっと勉強しないとダメですね。
思ったこととしては、ARK Fundの破壊的テクノロジーへの投資は、やっぱり未来が明るいように感じますね。
単純化すると、株価=利益/割引率(金利)ですので、金利が上がると当然株価へのダメージは大きいわけですが、5年後10年後どういう社会が待っているかという観点から言えば、今後伸びるビジネスには投資をしたいと思います。