米国株高配当ETFってどんな感じか分析してみた
こんにちは。
昨今の米国株相場は、金利上昇を受けてグロース株を中心に猛烈に売られていますね。
グロース株の成長を信じて待てばいいのですが、往々にしてこう言う時はバリュー株や高配当銘柄に目移りしてしまいますね。
ということで今回は、人気の米国株高配当ETFを比較してどんな構成なのかなどを検討してみたいと思います。
高配当ETFはいろいろとあるかもしれませんが、今回はSPYD、HDV、VYMの3銘柄を見ていきたいと思います。
SPYD/HDV/VYMについて
3銘柄ともに経費率は低く、さすが米国のETFだなぁという感じですね!
配当利回りは約3%近辺であることがわかります。
ついでにそれぞれの銘柄のセクターについて見ていきたいと思います!
セクターに関しては、かなり似通っている感じです。
金融、ヘルスケア、消費財、エネルギーそんなあたりが多いです。
それぞれのETFについてもっと詳しく
先ほどの図にもありますが、ポートフォリオの構成についてはいろいろと違いがありますね。
トップ10の銘柄がポートフォリオに占める割合は、
SPYD:15.78%
HDV:53.62%
VYM:23.4%
となっています。
SPYDはかなり満遍なくポートフォリオを形成しているのに対して、HDVはトップ10でポートフォリオの半分以上を占める形となっています。
それと特徴的なのが、私が米国株に疎いだけかもしれませんが、SPYDの構成銘柄はなかなか馴染みのないものばかりだと思いました。
ちなみにどんな銘柄かは、以下の通りです。
思った以上にエネルギー企業が多いです。初めて知りました。
ただ、セクター分散が効いてるので、SPYDに関しては、もはやポートフォリオトップ10はあまり意味がないかもしれないですね。
SPYDは一旦置いといて、HDVとVYMの方を見てみよう
HDVとVYMの方が有名どころが多いのでこっちを見てみましょう。
業種別ですと、
ヘルスケア:ジョンソン&ジョンソン、P&G
医薬品:ファイザー、アッヴィ、ユナイテッドヘルス、メルク
その他:フィリップモリス
こちらの方がいい感じの銘柄構成な気がします。
ただ、エネルギーとかタバコとかはあまりポートフォリオに入れたくないですし、金融ももう少し選んで入れたいところですね。
今のところの結論
先ほど書いたように、高配当ETFを買うよりは、私のように、エネルギーは入れたくないとか、タバコは避けようとかあると思いますので、構成銘柄の中で気に入った銘柄に集中的に投資すればいいのではないかと思います。
やっぱり連続増配しているキャッシュフローが固いヘルスケア医薬品ですとか、金利上昇の恩恵を受ける金融銘柄は自分のポートフォリオに入れたいと改めて思いました。