サイドFIREとかFIRE miniとか考えてみた。
こんにちは。
休日ということで、休日はゆるーく思ったことをブログに書いてみたいと思います。
さて、今日は、FIREについて考えてみたいと思います。
FIREで有名な4%ルール
FIREと言えば真っ先に思いつくのが4%ルール。
これは、ご存じの方も多いと思いますが、資産額の4%以内の切り崩しであれば、数十年経過しても元本が毀損する割合が少ないというものになります。
元々の4%ルールの論文(?)を詳しく読んだことはないのですが、元本が毀損する割合が少ないというのは、元本はほとんど維持されているという意味であると考えます。
4%の考え方は、米国の平均的な株価上昇率(7%)から平均的な物価上昇率(3%)を差し引いて考えられているものです。
4%ルールでの計算
それでは4%ルールを元に、資産額と年間生活費を考えてみましょう。
配当所得や譲渡所得(株式の売買で発生した利益)には20%の税金がかかるものとして計算します。
ケース1 資産額1億円
1億円×4%×80%=320万円
320万円÷12=26.6万円/月
ケース2 資産額5千万円
13.3万円/月
ケース3 資産額2千5百万円
6.67万円/月
さて、こう見てみると一般的に考えると1億円以上の資産がないとFIREなんて無理だなぁという感じが出てきました。
これで話が終わるとおもしろくないので、もう少し考えてみます。
4%ルールの日本版を考えてみよう
4%は、株価上昇率(7%)-物価上昇率(3%)の計算式でした。
最初見た時、アメリカって物価上昇率すごいなぁという感想でした。日本ってずっとデフレデフレと言ってますし。
ということで、IMFのデータから、日本の物価上昇率を見つけました。
2000年以降の平均で、0.1%/年でした。
2012年以降は日銀による大規模な金融緩和でデフレ脱却を目指しましたが、インフレにはなかなかなりませんでしたね。
最近では、ロシアウクライナ問題による資源高でアメリカでは激しいインフレ率を記録しているため、今後日本にもインフレの波が押し寄せるかもしれませんが、一旦バックレコードの0.1%に0.4%を乗せ、0.5%として使いたいと思います。
株価上昇率については、ここ10-20年のS&P500のヒストリカルリターンは10%を超えていると思いますので、すこーしだけ上振れさせてください。8%を使用します。
インフレ率は生活サイドなので、日本のものを使いましたが、株価上昇率の方は米国株に投資するとしてそのまま株価上昇率を使います。
ということで、日本版4%ルールは、
株価上昇率(8%)-インフレ率(0.5%)=7.5%
7.5%ルールとして考えてみます。
ケース1 資産額1億円
1億円×7.5%×80%=600万円
600万円÷12=50万円/月
ケース2 資産額5千万円
25万円/月
ケース3 資産額2千5百万円
12.5万円/月
ケース4 資産額2千万円
10万円/月
資産2千万でサイドFIREとかFIRE miniできるか?
先ほど見た通り、資産2千万円を投資して、月に10万円のキャッシュが入ってくることが確認できました。
月にかかる全てのコストを18万円とすると(家賃6万くらい、生活費等12万円くらい)、残り8万円のキャッシュ分労働が必要となります。
全国の平均時給を調べると、1,210円という数字が出てきました。
所得税とか住民税とか計算がややこしそうなので、シンプルに1,210円のうち90%が手元に残るとして労働時間を計算します。
80,000÷1,089円=73.46(時間)
労働する日は7時間働くとすると、10.5日ですね。
週休4日生活が完成しますね。
考察
詰めが甘い計算ばかりで恐縮ですが、資産2千万円だと、平均時給で週休4日が可能になるみたいなのが、サイドFIREとかFIRE miniなのかぁと思います。
出来れば何かしらスキルを身につけて時給をあげること、週休4日にたっぷり時間注ぎたい趣味とかを作ること、これが資産額を達成するより大切かもしれませんねw